
地域企業のDX成功事例|甲府ビジネスセッションにて好評|営業効率化
8月20日、甲府市の「こうふ亀屋座」で開催された甲府ビジネスセッションに参加しました。
このイベントは、地域の企業が取り組んでいる課題や、その解決事例を共有し合う場で、会場には、製造業やサービス業など、業種を超えた多くの経営者や担当者が集まり、熱気に包まれていました。
「DX」と聞くと、専門的で大掛かりな取り組みを想像する方も多いかもしれません。でも、今回ご紹介した秋山製作所様の事例から見えてきたのは、“現場にとって身近でやさしいDX”の形でした。
紙の訪問カードが抱えていた課題
秋山製作所様の営業現場では、長年「訪問カード」を使ってお客様とのやり取りを記録していました。
しかし、その方法にはいくつかの課題がありました。
◇記録に時間がかかる
◇訪問回数と売上の相関が見えにくく、効果測定が難しい
◇「たくさん訪問しているのに、その成果が数字で追えない」
◇「売上とのつながりを手作業で突き止めるのに時間ばかりかかる」
こうした“もどかしさ”は、営業担当者にとって大きな負担になっていました。
「そのままDX」で実現できたこと
そこで導入されたのが「そのままDX」。
最大のポイントは、紙の帳票をそのままデジタル化できることでした。
◆現場で慣れ親しんだフォーマットを変えずに導入できる
◆書類の画像を送るだけでシステムが自動生成される
◆IT担当者がいなくても短期間・低コストで運用開始できる
導入後は、記録時間が大幅に短縮されただけでなく、データ活用による営業効率化が進みました。
「誰に、どのくらい訪問するべきか」が数値で見えるようになり、重点顧客への時間配分が最適化されたのです。
スモールスタートだからこそ成功する
今回印象的だったのは、秋山製作所様が“小さな一歩”から始めたことです。
大規模なシステムを一気に導入するのではなく、紙の訪問カードという身近な業務をデジタル化。
効果を確認しながら段階的に広げていくことで、無理なくDXが現場に根づいていきました。
現在は、次のステップとして商品のコスト計算をデータ化する取り組みも始まっています。
「現場に負担をかけずに進める」姿勢が、DX定着のカギだと感じました。
DXは“遠い未来”ではなく“今の改善”
甲府ビジネスセッションを通じて強く感じたのは、DXは特別な企業だけが取り組むものではなく、誰もが“身近な業務改善”から始められるということです。
秋山製作所様の「そのままDX」活用事例は、同じような課題を抱える中小企業にとって大きなヒントになるのではないでしょうか。
▶︎KOFUビジネスセッション公式
▶︎秋山製作所様 公式サイト
codeless technology株式会社は、「日本のDXを世界一簡単にする」というミッションのもと、地元企業の皆さまと力を合わせて、
現場からのデジタル変革をこれからも後押ししてまいります。
■本件に関するお問い合わせ
codeless technology株式会社
広報担当:sales@codeless-tech.com
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